李承信選手は、2023年のラグビーワールドカップ・フランス大会で日本代表の新司令塔として注目されています。
李承信選手は韓国国籍ですが、出身は兵庫県神戸市で生まれも育ちも神戸!
神戸っ子のようです!
そんな李承信選手の出身校や経歴など気になりますよね。
そこで今回は、李承信の出身中学・高校・大学はどこ?経歴や退部した理由について調査してみました。
李承信の出身中学・高校・大学はどこ?
李承信選手の出身中学校、高校は大阪朝鮮学校で、大学は帝京大学に進学しています。
- 中学:神戸朝鮮初中級学校
- 高校:大阪朝鮮学校
- 大学:帝京大学(中退)
李承信の中高校:神戸朝鮮初中級学校
李承信選手は神戸出身ということもあり、小学校、中学校は、神戸朝鮮初中級学校に通っています。
神戸朝鮮初中級学校は兵庫県神戸市に位置し、幼稚園・小学校・中学まで通っていました。
李承信選手は在日韓国人3世で、国籍は韓国だということもあり、朝鮮学校に進学しています。
朝鮮学校では、授業自体は韓国語や朝鮮語で行なわれていて、休み時間は日本語を話しても構わないということのようです。
李承信選手は、部活ではサッカー部に所属していたそうです。
ラクビーは外部のクラブ「兵庫県ラグビースクール」で鍛えていました。
李承信選手のキックの精度の高さは、中学時代のサッカーの経験が大きいとインタビューで語っています。
李承信の高校:大阪朝鮮学校
李承信選手は、神戸朝鮮初中級学校を卒業後、大阪朝鮮学校に進学しています。
大阪朝鮮学校ではラクビー部に所属し、ラグビー部の監督に「一人でラグビーができるほどだ」といわれるほど評価が高くレベルが飛び抜けていたようです!
「彼は中学2年時、既に高校生レベルの実力を持っていました。2年生ながらチーム全体を引っ張るリーダーシップを持ち、パス、キック、ランを高いレベルで兼ね備えていた。ラグビーIQも非常に高い選手でしたね」
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また高校日本代表に選ばれるなど注目選手でした。
李承信の大学:帝京大学
李承信選手の高校での活躍から数々の大学からオファーがあったそうですが、帝京大学に進学しています。
ラグビー強豪校である帝京大学に入学し、順調に活躍していましたが、2年生の頃にラグビー部を退部し大学も退学することになりました。
李承信選手が、大学を退学する理由については、後ほどご紹介します。
大学を退学したことで、神戸に戻り次のプレー先を探す日々を過ごしていたそうです。
李承信の経歴は?
李承信選手は、3人兄弟の末っ子で兄2人ともがラクビーを習っていることから4歳からラクビーを始めました。
ラクビーは、地元の「兵庫県ラグビースクール」に所属し、ラグビー技術を鍛えていったそうです。
先に述べましたように、中学時代はサッカー部に所属しながら、ラクビーはクラブチーム「兵庫県ラグビースクール」で続けていました。
そして、所属チームで県代表選手に選ばれ、主将を務めながらチームを優勝に導いています。
この時、中学2年生で高校生レベルの実力と言われています!
かなり高いレベルだったことがわかりますね。
その後は、大阪朝鮮学校のラクビー部でプレーし、ここでも主将を務め、全国高校ラグビー大会で花園に出場しています。
全国高校ラグビー大会での成績は、残念ながら2回戦で負けてしまっていますが、兄弟3人とも花園を経験されています。
3兄弟とも花園の地を踏んでいるなんて、すごいですね!
李承信選手は、帝京大学のラクビーを退部と大学を中退し、神戸に戻っていました。
しばらくはアルバイトと公園で1人練習する日々だったそうですが、中学時代に所属していた「兵庫県ラグビースクール」の指導者である福本正幸さんの繋がりもあり、コベルコ神戸スティーラーズに所属することが決まりました。
コベルコ神戸スティーラーズの前身は、神戸製鋼ラクビー部で多くの有名選手が誕生したチームですよね。
2023年にはコベルコ神戸製鋼スティーラーズの副将にも選ばれています。
李承信選手は、同年代よりもひと足早くラグビーの国内リーグに飛び込む事になりましたが、この結果になったのでよかったのではないでしょうか。
また2023年8月には、ラグビーワールドカップ・フランス大会の日本代表として選ばれています。
李承信は韓国籍で日本代表に選ばれる!
李承信選手は、朝鮮学校の出身で初の日本代表に選ばれました!
過去には日本の学校に通い、その後日本国籍を取得した具 智元選手がラグビー日本代表に選ばれています。
外国籍でも、以下の条件のいずれかをクリアしていれば日本代表になることが可能となっています。
- 日本で生まれた
- 両親、祖父母が日本で生まれた
- 60ヶ月以上日本に住んでいる
李承信選手は、兵庫県神戸市で生まれ育っていますし、在日韓国人3世ということでご両親も日本で生まれた可能性が高いですね。
このことから、李承信選手は、上の条件をクリアしています。
また、李承信選手は日本国籍に帰化するつもりはなく、韓国籍であることと在日韓国人として誇りを持っていて、「韓国籍だが、韓国人でも日本人でもない。』と発言しています。
それに加えて、父親の東慶(トンギョン)さんは、毎日新聞の取材にこのように答えていました。
元ラガーマンの父東慶(トンギョン)さん(56)は「否定的な意見を持つ人はいるかもしれない。でも、ラグビーはそんなスポーツではないと思う。承信には、これから朝鮮学校出身の子が見たことのない景色を見せてやってほしい。それがラグビー界や在日に限らず、いろんな子たちに次の道を開くことになると思う」
毎日新聞
韓国籍や朝鮮学校の出身で日本代表に選ばれたということは、すごく意味があることだと思います。
李承信が退部した理由は
李承信選手は、強豪校の帝京大学に進学しましたが、大学2年生で大学を辞めています。
その理由は、ラグビー技術をさらに向上、海外でラグビーの選手としての活動を視野に入れてニュージーランドに留学を希望したためです。
李承信選手は、中学時代から日本代表に選ばれ、海外選手とプレーする経験から、海外でプレーをしたいという思いが徐々に芽生えたようです。
大学時代も活躍している中で、退部、退学をしたことは大きな決断だったと思います。
李承信選手の大学の退部理由については、決して悪い意味ではなく、前向きに将来のことを考えてのことだったようです。
しかしながら、コロナウイルスの影響でニュージーランドに留学することは叶いませんでした。
留学は断念したことになりましたが、強豪チームであるコベルコ神戸スティーラーズに加入を果たしたことはすごいですよね。
まとめ
今回は、李承信の出身中学・高校・大学はどこ?経歴や退部した理由についてご紹介しました。
- 李承信選手は韓国籍の在日3世
- 李承信の出身校は、中学は神戸朝鮮初中級学校、高校は大阪朝鮮学校、大学はラグビー強豪校の帝京大学
- 李承信選手は4歳のときにラグビーを始めた
- 大学を退部した理由については、前向きに将来のことを考え、海外での活躍を視野にいれてニュージーランドに留学を希望したため。