請川 ⇒ 熊野川町小口・小和瀬(小雲取越)

─木立を爽快にハイキング─

熊野古道最大の難所は大雲取越。船見峠868mを筆頭に800m級の山々を3つ越え、行程は14,5?にも及ぶ。
こちらは相当な体力と準備が必要だが、小雲取越は、最も標高の高い所で500m足らず。
行程は13?所用時間は語り部が付いて約6時間。アップダウンも少なく、木立の中快適なハイキングがお楽しみいただけます。

請川

請川下地橋バス停から道標みて急な坂道と民家の合間を縫って熊野古道小雲取越に入る。 道標No.2からしばらくすると、左下眼下に熊野川と本宮方面が開ける。
さほどきつくない登り坂を3kmほど進み道標No.8を越えると松畑茶屋(まつはたちゃや)が現れる。

松畑茶屋跡

松畑茶屋跡には石積の住居跡がはっきりと見られ、昭和の頃までは地域に住む人の往来もあり、この辺りでは最後まで残っていた茶屋の一つだ。
道標No.9の万才峠(ばんぜとうげ)分岐から左にある古道は伊勢路だが、残念ながら林道などで寸断され、古道らしいのは分岐からしばらくの区間。

松畑茶屋跡 松畑茶屋跡・看板

百間ぐら

万才峠から1km道標No.11を過ぎると、小雲取越前半の最高のビュースポット百間ぐらが開ける。
百間ぐらは高い崖くらという意味で、その昔、盗賊が旅人を襲い崖から突き落とした!なんてぶっそうな話もあるが、実際はそんな物騒な事実は?
そんなことよりも、熊野の山々を遠く仰ぐ百間ぐらの展望は感動するほど美しくしばし足を止めその美しさに見入ってしまう。
百間ぐらからは下りとなり道標No.13を過ぎると林道と交差する。
林道を右に進むと公衆トイレがある。林道交差点を過ぎると若干の上りがあるが、道標No.15以降の石堂茶屋までは平坦な道が続く。

百間くら

石堂茶屋

石堂茶屋右下の谷には水場があり、緊急時には利用できるが、あくまでも緊急用と考えた方が無難。
石堂茶屋から桜茶屋道標No.20までは若干の上り下りはあるものの、行程差の少ない尾根道が続く。。

石堂茶屋 石堂茶屋・看板

桜茶屋跡

桜茶屋跡に到着すると一気に展望が広がり、遠くは大雲取越の山々が連なる。桜茶屋からは遠く小和瀬から登ってくる巡礼の姿が見え、それから茶屋の主人は餅をつき、お湯を沸かして茶の用意をした頃に、巡礼が現れたと言われる。
桜茶屋跡からしばらく平坦な道が続き、道標No.21あたりからは急な下りになり道標No.25の小和瀬まで一気にかけ下る。足元に注意!

桜茶屋からみた大雲取り 桜茶屋跡 桜茶屋跡説明

尾切り地蔵

その昔、動物の尾のようになった半島状にある村は栄えないと言う言い伝えがあり、そこで尾の付け根に尾切り地蔵を立て、村が栄えるように地蔵に祈願したと伝えられる。
ここまでくれば小雲取越終点小和瀬は目と鼻の先。小和瀬橋を越えるとゴールとなる。

尾切り地蔵 小和瀬橋